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栄養の知識

そもそも栄養ってなに? ~栄養とカラダのホントのところ~

そもそも栄養ってなに? ~栄養とカラダのホントのところ~

鈴木 志保子

監修
鈴木 志保子
全日本代表の栄養指導も行う公認スポーツ栄養士
  • 撮影
    松村隆史
  • テキスト
    ニュータス編集部
  • 撮影
    松村隆史

2017年07月28日[2017年08月02日更新]

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「栄養」というと「ビタミン」や「カルシウム」などといった成分が思い浮かぶかもしれませんが、じつは、「ビタミン」「カルシウム」は「栄養素」といい、「栄養」そのものではありません。

「栄養」は、食べて生命を維持する活動そのもの

eiyottenani_pict1.jpgでは、「栄養」とは一体なんでしょう? それは、私たちが「食べる」ことを通じて、必要な「栄養素」を体内に取り込み、エネルギーをつくって使ったり、カラダをつくったりして、生命を維持する一連の活動です。

私たちが生きるということは、食べて栄養素をとり、カラダを維持していくということ。すなわち、「栄養」活動は生きることそのものなのです。

食事は「栄養素」のためだけのもの?

eiyottenani_pict2.jpg「栄養」活動のためには、「食べる」ことが不可欠。ただし、私たちは「栄養素」の摂取のみを目的に食事をしていません。なぜなら、食事は「栄養素」として食べているわけではないからです。

私たちにとって食事は、空腹感を癒し、料理を味わい楽しむもの。その結果として、食物から栄養素を摂取しているのです。つまり、食事を楽しむこと自体が、「栄養」活動になっているのです。

生命活動を支える「栄養素」

eiyottenani_pict3.jpg食事が「栄養素」の摂取だけを目的としていないとはいえ、私たちは「栄養素」を摂取し続けないと、生きていくことができません。「栄養素」は、生きるために上記のような働きをしています。「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」は、「五大栄養素」といい、カラダにとって大きな役割を果たしています。

栄養の基本、五大栄養素を覚えよう!

  • たんぱく質

    カラダのあらゆるパーツをつくる材料

    たんぱく質は、筋肉や骨、髪の毛、血液などカラダのあらゆるパーツをつくる材料です。また、エネルギー源にもなるほか、代謝に欠かせない酵素、細菌やウイルスと戦う抗体、ホルモンの材料としても重要な役割を担っています。
    たんぱく質(アミノ酸)は、体内のあらゆるところに存在し、物質の運搬や情報の伝達、栄養素の貯蔵などにも関わっていますが、体内に十分に貯蔵することができないため、毎日の食事で欠かさずとることが必要となってきます。

  • 脂質

    エネルギー効率No.1!

    脂質は、少量でも多くのエネルギーを得ることができる効率のよいエネルギー源です。また、それだけでなく、細胞膜やホルモンなどの材料になるといった重要な役割を担っています。
    とりすぎてしまった脂質は中性脂肪として主に脂肪細胞に貯蔵されます。貯めすぎてしまうと、肥満や脂質異常症、メタボリックシンドローム、動脈硬化などといった生活習慣病を引き起こしてしまうので、バランスよく節度を保って摂取しましょう。

  • 炭水化物

    生きるための主たるエネルギー源

    食事から摂取するエネルギーの約60%が炭水化物だといわれています。炭水化物は主にお米やパン、パスタなどの主食からとることができます。
    また、炭水化物のなかでも代表的なブドウ糖は脳のエネルギー源。ブドウ糖が不足することで、脳のパフォーマンスが落ちて、ぼーっとする時間が増えることも。一方で、過剰摂取した分は脂肪に変わって肝臓や脂肪細胞に蓄えられるため、肥満や糖尿病などのリスクが高まります。ここでも、バランスを考えた摂取がキーワードになるのです。

  • ミネラル

    体内で合成できない栄養素

    栄養素としてのミネラルは、カラダの構成成分であったり、カラダの働きを正常に維持したりと、生命の維持に必要な元素を指し、カルシウムや鉄、ナトリウムなどがあります。
    体内でつくり出すことができないため、日々の食事によって摂取する必要がありますが、適量の幅が狭く、とりすぎや不足によって生活習慣病の原因にもなるので、気をつけたいところです。日本人の食生活では、カルシウムは不足しがち、ナトリウムやリンはとりすぎる傾向があります。

  • ビタミン

    必要量は微量でも欠かせない役割をもつ

    ビタミンは、たんぱく質、脂質、炭水化物と違ってエネルギーにはなりません。しかし、さまざまな生理機能の維持や、エネルギーやカラダをつくるための代謝の補助など、カラダのなかの作業がスムーズに進むためのサポート役として機能します。
    ビタミンもミネラル同様、体内では合成できないものがあり、できるものも必要分には満たないため、必ず食事から摂取する必要があります。ビタミンというと、とにかくたっぷりとるのがよいと思いがちですが、種類によってはカラダに蓄積され過剰症を起こすことがあるので、適量を意識したいところです。

Attention!
エネルギーは、食物に含まれるたんぱく質、脂質、炭水化物の量から算出して得られるもので、栄養素とはいいません。エネルギー源になる栄養素のたんぱく質、脂質、炭水化物を「三大栄養素」と呼びます。

私のカラダと 栄養素の関係

下の図は、外側が「器官・組織レベルから見たカラダの構成割合」、内側が「栄養素レベルから見たカラダの構成割合」を示しています。2つの構成割合を見比べると、構成要素の数もそれぞれの数値も、当然ながら一致しません。これは、各栄養素が化学反応を起こして、私たちのカラダをつくっているからです。

また、栄養素は、「エネルギー源となる」「カラダの調子をととのえる」という機能を果たすためにも、体内でさまざまな化学反応を起こしています。じつは、よく聞く「代謝」という言葉は、栄養素が体内に取り込まれてから起きる一連の化学反応のこと。栄養素は、体内でお互いに関わり合いながら、複雑多岐にわたる「化学反応=代謝」を起こすことで、正常に機能しているのです。
eiyottenani_graph.jpg

代謝にはすべての栄養素が必要!

カラダは、栄養素のいずれかが足りなかったり、多すぎたりすると、代謝が正常に行われるように調整します。しかし、その調整を続けられなくなったときに生活習慣病のような病気となるのです。栄養素の摂取が乱れるということは、カラダのバランスを崩すということ。すなわち、バランスのよい食事をすることが、カラダのバランスを保ち、すこやかに日々を過ごすことに直結しているのです。

「食べる」ことは、カラダの喜びそのもの。カラダが喜ぶ「栄養」活動を、あなたも楽しんでみませんか?

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