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最近よく聞く機能性表示食品について。特定保健用食品(トクホ)との違いは?

最近よく聞く機能性表示食品について。特定保健用食品(トクホ)との違いは?

赤枝 いつみ

監修
赤枝 いつみ
公衆衛生分野での職務経験豊富な管理栄養士
  • テキスト
    ニュータス編集部

2018年06月08日[2018年06月21日更新]

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「機能性表示食品」を知っていますか?
この頃、耳にすることが多くなりました。
「食品表示法」によって新しくできた制度です。 でも、機能性を表すといえば、これまでも似たような名前の食品があります。

誤解しないように、ここで整理しておきましょう。

機能性が表示できる食品は3種類

食品の機能性表示.jpg

健康の維持増進に役立つ働きを保健機能と言います。その機能を表示することができる食品は、法律によって定められています。

現在は、「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3種類があります。

ただし、表示する際には、法律の規定に従わなければなりません。
それぞれについて特徴をみていきましょう。

保健機能食品のそれぞれの違いについて

「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3種類の保健機能食品はそれぞれ、その表記内容や届け出について違いがあります。

特定保健用食品(トクホ)

tokuho.jpg

【出典】消費者庁ウェブサイト

いわゆる「トクホ」は「特定保健用食品」の略です。健康の維持増進に役立つことが、科学的根拠に基づいて認められた食品に限り、その表示ができます。国が有効性や安全性を審査し、個別に消費者庁が許可するものです。

許可を得るまでには、メーカーは科学的根拠を示すデータを整えるために、かなりの費用と期間をかけています。

「特定保健用食品」には、図のような許可マークが付けられています。見たことがある方は多いのではないでしょうか。

  • 表示内容例
    「血圧が高めの方に適する」「骨の健康維持に役立つ」「歯の健康維持に役立つ」「食後の血中中性脂肪の上昇を抑える」などです。

栄養機能食品

「栄養機能食品」は、ビタミンやミネラルなど1日に必要な栄養成分を補給するために利用する食品のことで、国が定めた表現によって、機能性を表示することができます。

科学的根拠がすでに確認された栄養成分基準に適合する食品であれば、特に届出する必要はありません。

  • 表示内容例
    「鉄は赤血球を作るのに必要な栄養素です」「カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です」「ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維 持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です」などです。

機能性表示食品

「機能性表示食品」は、事業者の責任において機能性を表示した食品です。加工食品だけでなく生鮮品も含まれています。販売する前に事業者から、安全性や機能性の根拠などの情報が消費者庁に届け出られます。国が審査を行うわけではありません。

 食品の選択肢を増やす目的で、新たに始まりました。マークはありませんが、パッケージには、「機能性表示食品」と書かれています。

  • 表示内容例
    「おなかの調子を整える」「脂肪の吸収をおだやかにする」などの機能性や、1日に摂取する量の目安、摂取方法なども表示されます。

事業者が届け出た情報は、消費者庁のサイトで見ることができます。

少し紛らわしいのですが、栄養補助食品、健康補助食品、サプリメントといった名前で出回っているものは、一般の食品です。いかにも健康に良さそうな効能をうたうことはできないのです。キャッチコピーだけでなく、容器のラベルを注意深く見ましょう。

そして押さえておきたいのは、「栄養機能食品」はもちろん、「トクホ」も「機能性表示食品」も医薬品ではないということです。あくまでも食品であって、病気の予防や治療を目的とはしていません。

添加物が気になる?

食品を買うとき、添加物が気になるという方に。
食品表示法の規定により、原材料と添加物は明確に分け、それぞれ、重さの割合の高いものから順に表示されています。

原材料表示.jpg

加物の使用の有無にかかわらず、添加物なしという表示は認められていません。パッケージに書かれていることをじっくり確認してくださいね。

まとめ


世の中には機能性をうたう商品はたくさんありますが、それらの中で自分に必要なものを知るためには、機能性食品表示のルールについて知っておくことが大前提です。

また健康を維持するための基本は、バランスのとれた食事をとることです。栄養素は相互に働き合い、複雑に関わることで体の状態が健康に保たれるからです。とり入れる栄養素に偏りがあると、栄養素が十分に働くことができなかったり、余分な栄養素が蓄積されてさまざまなリスクになる可能性もあります。

ただ体調が気になるときは、機能性の表示を参考にして食品を選ぶのも一つの方法ですね。選択肢が広がっていますから、うまく活用しましょう。

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