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脂肪細胞

2017年08月02日[2017年08月02日更新]

トリアシルグリセロールを貯留した結合組織細胞。白色脂肪組織では大型脂肪滴1個に満たされた白色脂肪細胞が密集している。白色脂肪細胞は生体のエネルギー代謝に関連して短時間内に多量のトリアシルグリセロールを貯蔵したり放出したりする。褐色脂肪組織は小型脂肪滴を有する褐色脂肪細胞から成り熱産生を行うことにより、体温維持やエネルギー消費に寄与している。ヒトでは脂肪組織の存在部位により脂肪細胞の数や大きさが異なる。脂肪組織量(脂肪細胞の数や大きさ)は身体発育に伴って二つの時期に急速に増大する。第一の時期は、胎生期末期3か月と生後18か月の間であり、脂肪細胞の数が増える。生後の一年間に体脂肪の絶対量は3~4倍増加する。第二の時期は思春期にあり、脂肪細胞の数の増加が目立ち大きさも軽度に増す。この時期の脂肪組織の発育は男女ともに著しく、特に女性に著明である。ヒトの白色脂肪細胞の半減期は約10年と長い。

出典:栄養・食糧学用語辞典 第2版 - 日本栄養・食糧学会 編 | 建帛社

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