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栄養の知識

生活に運動を取り入れて、楽しく糖尿病対策を

生活に運動を取り入れて、楽しく糖尿病対策を

辻 ひろみ

監修
辻 ひろみ
大量調理って何?に答えたい。
  • テキスト
    ニュータス編集部

2018年09月21日[2018年10月12日更新]

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糖尿病は、インスリン(というホルモン)がうまく働かず、血糖値が高い状態が続く病気です。
放置しておくと「糖尿病性網膜症」「糖尿病性神経障害」「糖尿病性腎症」などという、治療がとても難しい重大な合併症を引き起こす可能性があります。
糖尿病の予防と治療には食事管理と同時に適度な運動が欠かせません。


有酸素運動と筋力運動を組み合わせましょう

な運動はインスリンの働きを高め、血糖値を一定の範囲におさめるのに非常に役立ちます。

ただし、糖尿病患者は症状や治療法により、運動が禁止されている場合もあります。始める前にはかならず主治医に運動を行ってよいかどうか確認してみましょう。

おすすめの運動法は、有酸素運動と筋力運動の組み合わせです。

1.有酸素運動

有酸素運動(楽に呼吸をしながらできる運動)により筋肉への血流が増えると、インスリンの働きが高まり、血糖値が低下します。

まずは体に負担が少ない食後のウォーキングからはじめましょう。

運動量の目安としては、1日2回・1回あたり15~30分程度。
可能であれば、1日1万歩を目標にしてみましょう。

タイムを競わずにゆっくりと泳ぐスイミング、体重の負担が腰や膝にかかることの少ないサイクリングなども、有酸素運動として適しています。

また、わざわざ「運動」と意識しなくても、エスカレーターを使わずに階段を利用するなど、日常生活の中でも有酸素運動は実行できます。

2.筋力運動

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筋肉量が増えることでも、インスリンの働きは高まり、血糖値が下がりやすくなります。

腹筋、背筋、軽いダンベル運動、スクワットなどを組み合わせて、1種類10回を目安に、2~3セット行いましょう。
筋力運動中は呼吸を止めず、力を入れるときに息を吐くようにしましょう。


筋肉運動は、やり始めると「より強く、より激しく」と負荷を大きくしがちです。そうならないように、主治医やトレーナーと相談することを忘れないようにしましょう。


運動が禁止・制限されている人も

糖尿病の予防や血糖値コントロールに、運動はとても効果的ではありますが、本人の状態によっては運動が禁止されている人や制限される場合もあります。

そういうケースでは不慮の事故も考えられますので、糖尿病患者はもちろん、予備群の場合でも、自己判断で運動を始めないようにしましょう。

運動が制限・禁止される理由は人によってさまざまです。
運動をしていいかどうか、いつ、どの程度の運動を、どのようにすべきかなど、具体的なことはかならず主治医に相談してからにしましょうてください。


まとめ

生活習慣の中に、体を動かすことを楽しく取り入れましょう。
運動を行ううえで大事なのは、続けること。

そのためには、生活の中に楽しく取り入れること、そして、無理をせずに短時間で切り上げることです。
友人や家族など、一緒に運動をするパートナーを作るのも効果的です。
運動を記録することでモチベーションが向上する人もいます。

ふだん体を動かしていない人は、自分が思っている以上に体がなまっているものです。運動の前後は、ストレッチなどで準備・整理運動も忘れずに行いましょう。


下記サイトもご参考に。

糖尿病情報センター

正しい運動の仕方が詳しく紹介されています。

健康体力づくり財団

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