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心筋梗塞症

2017年07月12日[2017年07月12日更新]

冠動脈の急性閉塞による限局性の虚血性心筋壊死に伴う症候群。虚血性心疾患の代表的なもので、発症後の死亡率は高い。冠動脈硬化、粥状硬化、血栓形成、粥腫の破裂、粥腫内出血、動脈攣縮等が成因となる。不安定狭心症からの移行が多く、急性冠動脈症候群として一括される。冠動脈閉塞部に血栓形成が起こると閉塞度と側副血行が壊死量を規定する。症状は無症状、ショックから急死まで多彩であり、心筋壊死量、部位、残存心機能等で決まる。7割に激しい胸痛がある。ニトログリセリンは無効であり、多くは不整脈を呈し、心室細動に移行して急死する。ポンプ機能が低下し、心不全またはショックとなる。急激な心電図変化があり、血中炎症性物質や心筋内酵素の上昇を来す。発症早期では再灌流療法を行う。血栓溶解療法、冠動脈形成術、冠動脈バイパス術がなされる。広範囲梗塞の場合は心不全、不整脈の治療を行う。

出典:栄養・食糧学用語辞典 第2版 - 日本栄養・食糧学会 編 | 建帛社

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