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栄養の知識

赤ちゃんの食物アレルギー 。慎重にかつ怖がらずに対処しましょう!

赤ちゃんの食物アレルギー 。慎重にかつ怖がらずに対処しましょう!

楠本 健二

監修
楠本 健二
楽しい学生たちと切磋琢磨しながら、栄養学研究を 進めています。
  • テキスト
    ニュータス編集部

2018年06月21日[2018年09月03日更新]

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赤ちゃんにアレルギー症状が出ると、お母さんはびっくりして慌ててしまいます。 慎重な対応が求められますが、怖がりすぎることはありません。

そのために、事前に食物アレルギーを知って、その対応を知っておくことが大切です。

食物アレルギーは免疫システムの過剰反応

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私たちの身体には、異物(病原菌などの敵)が体内に入ってこないような仕組みが、そしてもし侵入してきたらそれらと戦って退治するような仕組みが備わっています。

これを免疫機能といいます。

入ってきた物が敵かどうかというのは、それが自分とは異なるたんぱく質であるかどうかで判断するようです。

自分以外のたんぱく質は敵なので、攻撃したり、追い出したりしようとします。

私たちは毎日、食べ物としてたんぱく質を摂取していますが、消化器官でアミノ酸にまで分解して腸から取り入れますので、食べ物中のたんぱく質を敵として攻撃することは、通常ありません。

しかし、0歳から1歳くらいの赤ちゃんでは、消化システムや免疫システムがきちんとできあがっていないことがあるため、食事中のたんぱく質を敵として攻撃・排除しようとすることがあります。

免疫システムの過剰反応です。
これが食物アレルギーの主要因です。

冷静に対応すれば、かなりの物が食べられるようになります

食物アレルギーでは、じんましんやかゆみなどの症状が出たり、重い場合には呼吸困難になったり、最悪の場合には大事に至ることさえあります。

赤ちゃんに食物アレルギーが出ると、お母さんはさぞかし動揺することでしょうが、正しく理解しきちんと対応しさえすれば、それほど心配することはありません。

赤ちゃんの食物アレルギーについて、冷静に理解を深めましょう。

食物アレルギーは適切に対応すれば、3歳までにそのうちの約50%が、6歳までには80~90%が改善、つまり、アレルギーを起こした食べ物を食べられるようになります。

食物アレルギーの基礎知識

食物アレルギーはほとんどの場合、食べてから2時間以内に、かゆみやじんましん、下痢、吐き気などの症状が出てきます。赤ちゃんが2時間以内に食べた物を冷静に思い出しましょう。

アトピー(性皮膚炎)という言葉もよく聞くと思います。

アトピーは、湿疹やかゆみなどの症状が悪化や回復を繰り返す皮膚症状のことをいいます。食物アレルギーが原因であることも多いようですが、他のことが原因である場合もあります。

専門医と相談して正しい原因を探る必要があります。

食物アレルギーは、重症の場合には、血圧低下や意識がなくなるなどのショックを引き起こすこともあることも知っておきましょう。

それが、アナフィラキシーショックです。
危険な状態なので救急車を呼ぶなどの緊急対応が必要です。

原因となる食物を判断するのは医師
自己判断は禁物

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かゆみや下痢などの症状が出たら必ず受診して、下記の3点をアレルギーの専門医に相談し、指導を受けましょう。

  1. 食べると症状が出る食物
  2. 除去すべき食物
  3. どれだけの量なら食べられるか

食物アレルギーと診断された場合には、自己判断で離乳食の開始を遅らせたりしてはいけません。

自己判断や専門医以外の人の意見で、特定の食べ物を完全に排除したり、逆に、サプリメントや健康食品に頼ったりしてはいけません。

専門医の指導の元に、生後5~6ヶ月から、離乳食の基本に沿って月齢に応じた食物を食べさせましょう。

食物アレルギーを持つ赤ちゃんの離乳食のポイント

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  1. お米や、じゃがいも・さつまいも・大根・にんじん・かぼちゃなどの野菜は原因食物になることはあまりありません。様子をみながら、これらの食材から始めてみましょう。
  2. 卵は7~8ヶ月以降、固ゆでの卵黄からはじめ、様子をみて全卵にしましょう。
  3. 牛乳はできれば1歳を過ぎてから飲ませ始めましょう。
  4. いずれの食品も少量ずつ、最初はひとさじずつ食べるようにしましょう。

これらのことは、必ず専門医と相談の上で取り組んでください。

特に、ご家族のなかに現在または過去にアレルギー症状がいる、子どもがすでに発症している、またアトピーが長引いている場合などは、必ず医師に相談してください。

まとめ

お母さんの食べたものが、そのまま胎児や母乳に行くわけではありませんので、一般的には、お母さんが食事制限をする必要はありません。

しかし一方で、母親の食事内容が子どもの食物アレルギーに影響を与えるという説もあります。

お母さんの健康のためにも、バランスのとれた食事を心がけましょう。

判断は簡単ではありませんので、お母さんの食べ物の除去や選択は、絶対に自己判断はせず、必ず専門医と相談してください。

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